島根県の日本海側に浮かぶ隠岐諸島のうち、島後と呼ばれる隠岐の島町。

島内をぐるりと囲む海で水揚げされる種類豊富な魚介類をはじめ、子牛の肥育やブランド米の栽培など、食資源が豊富な島として知る人ぞ知る存在でした。また、風光明媚な景勝地を数多く有し、島前の島々と共に『ユネスコ世界ジオパーク』として認定されています。

この島で地域活性化施策の一つとして検討されていた、「食をテーマとした誘客コンテンツ」の題材として、日本で初めて種類豊富に水揚げされる貝類を主役に据えることを提案。「貝の王国隠岐の島」の名称の下でプロジェクトがスタート。

生産や加工といった形で貝に携わる島内の方、水揚げされる貝類、隠岐の島で食されてきた伝統的な貝料理を認定した「隠岐料理遺産」、貝料理が楽しめる島内飲食店など、貝と共に生きる島の生活をパンフレットやウェブサイトで発信。

飲食店の参加に関しては、いわゆる開発型ご当地グルメを題材にした場合は、開発時に発生する初期投資をクリアする店舗しか参画できないことが多く、小規模の飲食店や昔ながらの伝承料理を提供するお店にもプロジェクトの効果を波及させるため、島で水揚げされた貝を使った料理の提供店を『貝の王国アンバサダー店』として認定しPRを手がけました。

また、島で初めて制作された食テーマ特化型のパンフレットは、島外観光客以上に島内住民の掲載飲食店への誘導に効果を発揮。初年度は数千部の発行だったパンフレットが次年度の発行時には2万部へと増加しました。

Local-Fooddesignが手がけた内容

クライアント:隠岐の島町商工会
提案内容:島の沿岸に生息する種類豊富な貝類を地域資源として定義。食産業・観光コンテンツとしての活用
事業内容:コンセプトメイキング、水揚げされる貝類のリサーチ、「隠岐料理遺産」認定貝料理の候補リサーチと認定、ウェブサイト及びPRパンフレット制作(編集・インタビュー・撮影・ライティング)