クライアント/支援内容
クライアント:アンジェリック洋菓子店✕釜石カルチャーリサーチパーク✕NPO法人かまいしリンク
提案内容:事業者が有する設備で製造可能であり、釜石が持つ「ラグビーの街」としての歴史を発信するお土産菓子の開発
事業内容:商品企画、コンセプトメイキング、レシピのラフ作り、パッケージデザイン監修
依頼内容/プロセス/支援成果
岩手県釜石市。松尾雄治を中心とした新日鉄釜石イレブンが、1978年からラグビー日本選手権7連覇を達成した偉業は、今も日本ラグビー史に燦然と輝き続けています。
東日本大震災後、そんなラグビーの町が掲げた目標が2019年ラグビーワールドカップの試合開催。
そこで岩手県釜石市の洋菓子店「アンジェリック洋菓子店」と、釜石で文化発信活動に取り組む「釜石カルチャーリサーチパーク」、そして「NPO法人かまいしリンク」とのコラボで、誘致活動を活性化を目的にお土産菓子として開発しました。
ラグビーボールがゴールラインに向かって運ばれているかのようなデザインの蓋を取ると、中にはボール型のクッキーがごろんと8つ。味のモチーフは昔からこの地で食べ継がれてきた郷土菓子・かまだんご。黒砂糖にくるみ、そして味噌を合わせた餡を小麦粉の生地で包んだ素朴な味がベースとなっています。
これらの材料を生地に練り込んで焼き上げたクッキーは、少しハードで逞しい食感。糖衣の甘さと一体になった懐かしさを感じさせる奥行きのある味は、現在も洋菓子店の看板商品として愛されています。