浪江うまぶどう工房 馬ぶどう商品シリーズ 商品開発コーディネート、撮影

浪江馬ぶどう工房

クライアント/支援内容

クライアント:石井農園(福島県福島市)
提案内容:野草「馬ぶどう」を香りや味といった「ハーブ」として持つ面から訴求すべく、塩とお茶の開発を提案。プロジェクト「浪江うまぶどう工房」設立を提案。
支援内容:商品のコンセプトメイキング及びネーミング、レシピコーディネート、容器及び仕入先選定、ラベルデザインコーディネート、ラベルコピーライティング、『浪江馬ぶどう工房』ロゴマーク制作、商品イメージ撮影、プレスリリース作成、記者発表会用スライド制作、商品発表会の司会進行等のPR支援
ラベル・ロゴマークデザイン:domino DESIGN WORKS

依頼内容/プロセス/支援成果

東日本大震災と原発事故の影響で福島県浪江町から福島市に避難し、エゴマをはじめとした作物の栽培から、ジャム・郷土菓子『かぼちゃまんじゅう』の製造・販売まで、自らが育んだ食材をベースに六次化産業に取り組む『石井農園』。

古くから浪江町で健康維持に使われている野草『馬ぶどう(ノブドウ)』を活用した、商品開発の依頼をいただきました。

栄養成分分析によると、タンパク質や食物繊維、必須アミノ酸、ミネラル、ポリフェノール、ビタミンA・Cといった栄養素を豊富に含むこの野草。浪江町の農家の間では馬ぶどうの実や茎、葉を焼酎に漬けて作るエキスや、粉末をヨーグルトに混ぜて食べることで、健康維持に使われています。一方、全国的に見ると野草自体の知名度がまだ低いのが現状。まずは性別を問わず幅広い年代の方に触れてもらいやすい商品開発を通じて、馬ぶどう自体を普及させる必要があると分析しました。

そこで、香りや食味といった『ハーブ』として持つ特長を打ち出した商品として、塩とお茶、そして乾燥馬ぶどうの開発を提案。パウダー加工した馬ぶどうの葉をベースに、香りづけと旨味を融合させた『馬ぶどう香草うま塩』のレシピと、『なみえ=730(7+3)』にちなんで、馬ぶどうの葉・茎・実をベースに7つの原材料をブレンドした『馬ぶどう七味重茶』のレシピを、事業者と一緒に組み上げました。

合わせて、ティーバッグ加工を手がける外注先コーディネートや商品包材の選定、ラベルのデザインを実施。また、馬ぶどうの栽培・加工事業を浪江町の帰還住民と共に取り組む『浪江うまぶどう工房』の設立を提案。ロゴマークデザインの制作を行いました。

商品発表会の実施前から、地元メディアから商品開発にまつわる追跡取材が入るなど、コンセプトや商品の特長などに高い評価をいただき、発表会の模様や商品が多くの地元メディアに紹介されました。

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